むす、っと娘。
おとなしい娘っこがいる。
真ん中の娘。
感想文や調査の文章を書かせると
本をよく読むほうなので、
わかりやすく端的に表現できる。
しかし、自分のこととなると
ふわっとしてくる。
ひょっとすると私のせいかなと
思ってしまう。
自己肯定感がすごく低く見える。
これは投影なのかな。
私が彼女をそう感じてしまうだけなんだろうけど
1/2成人式をするときに
生まれる前から3歳くらいまで
どんな子供だったのか質問をされた。
それを娘がまとめていたのだが、
「私はとにかく眠る子だった。
大きくなっても静かな子だった。」
シンプル、シンプル。
自分のこと、すっごいシンプル。
もっとお母さん伝えたでしょ。
ぷくぷくして、かわいかったよ。
めちゃめちゃ、ぬいぐるみみたいに
ふわふわした髪の毛。
よく笑う子で。
ひょっとして、
恥ずかしいのかな。
自分をほめて人前で表現するのが
恥ずかしいのか。
なるほど。
かわいいとか
よく笑うとか。
そうだよね。
けど、そのままの無邪気な
かわいい娘の姿が
お母さんには誇らしくて、
抱きしめたいほど
大切な存在なんだよ。
むすっとした顔をする娘。
恥ずかしいからなんだね。
むすっとしても、
かわいいとたい。